完成までは1年くらい。元の家を取り壊して土を均してからで、私の家の事情でアクシデントもあったり。後藤建築さんに決めるまでには色々あったけど、結果的には本当に頼んで良かったっー!って思ってます。
主人と後藤建築さんのお父さんが同年代で、飲む度に新築の家を見せて貰って、後藤建築さんが良い大工さんってことは知ってたんやけど、やっぱし知り合いに頼むとこじれた時に後々までってのがあったもんで、敬遠しとって。
でも全然そういう心配はなかったなぁ。
これでまるっと住んでから1年半なんやけど、もう感謝ばっかやよ。
「相見積もりさせてもらっていい?」って設計士さんに言ったら態度がガラっと変わりんさったんよね。
設計士さんの方は設計士さんオススメの大工さんで、こっちは後藤建築さんに見積りしてもらったら金額はだいたいおんなじやったんやけど、後藤建築さん「これ、集成材がほとんどやぞ」って助言もらって。
主人が絶句しちゃってねえ。「そんなのうちは使うつもりない、無垢材でって頼んで設計してもらったはずや」って。それから細かく説明してくれて、結局それが原因で設計士さんとはお別れしたの。
高い授業料だったけど、何百万円も設計士さんに払わなかんなら待ってって話もあっけど、家を建ててから集成材だ!ってわかって変えてもらうのは難しいと思うから、今のうちにって。
それで後藤建築さんに決めました。
なかなか波風あったんやけど、そこからは親身になってやってくださる後藤建築さんやったもんで、万々歳でした。
これは私の希望で、あとは主人が「地熱」っていうのを聞いてきて、地下は平均18度なんやと。その空気を循環させると、冬も暖房入れなくても良いくらい、夏は涼しい。
前の家が築70~80年くらいやなぁ、終戦前後に建てた家でね。夏は涼しかったけど、冬も涼しかったよ、隙間風とか。地熱のおかげで今はクーラーは人が大勢集まる時に入れるくらいで、冷暖房使わずに過ごさせてもらっとるよ。
あとは孫が来たときに遊ぶとこが欲しいでって、1階だけだとってロフトをつくって貰って。
後藤建築さんの家を見に行った時に地下があったの。あれを見たら私が気に入ってしまって、急きょ地下をつくる!ってプラス地下になったの。あれも孫の探検の場所♪
いずれは主人とカラオケでも練習するとええねーって言っとる。上手なら外で歌えるけど。(笑)
他に不安はなーんもなかった!その都度聞いてくれたし、急きょ私が変更を言ってもちっとも嫌な顔せなんだし。
後藤建築さんのお父さんとの付き合いはうん十年なんやけど、息子さんとは本当お邪魔したときに顔を合わせるくらいで。
「あれ、イケメンやけど無愛想やな」って思ってたんやけど、話してみると気さくやし、職人って大抵無口なんやね。でも話すと素朴で良いです、味があって。
後藤建築さんが「和室の仕切りくらいは」って建具が入って。まあこれだけ開放感があるでええかな。
孫が来て、和室で寝るように言っても、「ばーちゃん!ここに布団敷いて!ここで寝る!」って言って、ロフトとボールのやりとりして、そのついでに寝たり。
だから、私も喜んどるけど、孫達も喜んどる。おばあちゃん家に来るのが楽しみって。
水まわりの設備を見に、リクシルさんやクリナップさんに行ったのも楽しかった。何回も行ったよ。
リクシルさんは受付の女の子の態度がいまいちやったであかなんで、クリナップさんは態度が良かったのと、柄も気に入ったしで流し台もそれに決めたの。楽しかった。
今思うと設計士さんを頼っとった時はちゃんと踏み込んで話せとらんかった。
工事が始まってから柱が集成材だったから変えてっ!てわけにはいかんし、始まる前に確かめようって気がついたで良かったです。
その設計士さんが建てたところは今思うとみんなクロスやったし、無垢の木はあんまり使ってなかったなーって思って。隠れちゃうところはわからんし。
信頼できる大工さんに建てて貰えて大満足です。
でも無口なところが素朴でええっていうか、あーこれが後からわかってくる良さなんやなって。
家づくりも柱をガチャって止めるんやなしに、木と木とでね、継手で組む。
主人はあれが好きやったで、昔の人やでね。あんまり固定しちゃうのもあかんっていうしね。
それを後藤建築さんが上手にアピールが、ねえ……。その代わり腕が良いのは保証します。
イケメンやで顔写真とか使って宣伝したらええね。