ようこそ、匠のデザイン集へ。 このコーナーでは、後藤建築が手掛けた家の中から、特に木の味を活かすことにこだわった、 オリジナルデザインの家をご紹介します。 伝統の手刻み工法によって生み出される、 多彩な木の魅力をお楽しみください。
匠のデザイン集
1、玄関ホールをモダンに演出 石積みの壁
デザインのポイント
玄関ホールを作らせていただきました。
お客様に「面白いことを考えているから、やってみてもいい?」と聞いて、OKを頂きましたので、私の考えを形にさせていただいたものです。
発想としては石積みの木製版な感じです。
お客様には陰影がすごく良いと大変好評いただきました。
現在リピート発注をいただいています。
2、自然のままの形が面白い 曲がり木の見切り
デザインのポイント
当初ここには真っ直ぐの見切りが入る予定でした。
ですがここには丸いイメージをつけたいと思い変木の曲がり木を使うことにしました。
取り付けは苦労しましたがうまく収まりました。
3、木の色と表情を楽しむ モザイク調の部屋
デザインのポイント
岐阜県産の杉を使っていますが、同じ杉板でも、
木の外側の白太(しらた)と内側の赤身(あかみ)ではずいぶん表情が違います。
さまざまなケースに合わせて使い分けるようにしています。
この家の場合は、あえて長尺の木材を細かく切り、モザイク調の表現をしました。
4、自然のままの形が面白い 曲がり木の見切り
デザインのポイント
外部に木材を使うには細心の注意が必要です。
なるべく日に当たらない部分に使用することを心がけ、外部用塗料で劣化を防いでいます。
お客様には、パッと見、木には見えないと驚かれました。
風合いを大変気に入ってもらえました。
5、素材なぬくもり 階段と丸太梁
デザインのポイント
小屋裏に通じるストリップ階段ですが、丸太梁に掛けてあるので通常の角材に掛けるのに比べるとかなりの手間が掛かりました。
空間を活かした技術の結晶かと思います。
お客様からは、天井がなく寝ころぶと気持ちいいと伺っています。
6、やさしい手触り 個性的な丸太手すり
デザインのポイント
変木の曲がり木を使った手すりです。
部屋の一部に属する階段でしたので、何かイメージの違うものを持ってきたいと思い、得意の丸太手すりにしてみました。
お客様には「こんなことが出来るんだ!」と感心していただきました。
7、伝統技術をアレンジ 現代の格天井(ごうてんじょう)
デザインのポイント
私の先代が得意としていた格天井(ごうてんじょう)を用いて、現代風にアレンジ出来ないかと考えて制作したものです。中央に向かって反りあがっていくように工夫してみました。
他にも天井の形状に合わせていろいろなパターンをつくることができます。
お客様は、「他では見たことがない」とオリジナル感を喜ばれていました。
後藤建築オリジナルのドーム型
天井の四隅が湾曲しており、中心にいくほど高くなるようになっています。
格天井(ごうてんじょう)とは
木を格子状に組み、その間に板を張った伝統的な天井様式です。
この格天井の中央をドーム型に加工し、木組みで模様を付けて独特の風合いを出したのが、今回のデザインです。
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