2020年8月31日

失敗しない家づくり。吹き抜けのメリット、デメリットをご紹介

開放感溢れる吹き抜けリビング。天井が高く明るい空間は憧れますよね。
とくに吹抜けに階段を組み合わせた吹き抜けLDKが人気を集めています。
これから家を建てる方で、吹き抜けのLDKに憧れている方は、ぜひ吹き抜けのメリット、そしてデメリットを知って、相性の良い間取りを考えてみてください。

 

吹き抜けのメリットその1:吹き抜けがあることで、明るい家になる

本来は2階の床にあたる部分がオープンな吹き抜けの空間になるため、光が家の奥まで入りやすく、明るい空間になりやすくなります。
隣家の距離が近く、1階の窓だけでは光があまり採りこめない場合でも、吹き抜けがあれば、2階の高い位置に窓を設けることができ、光や風を採り込みやすくなります。

自然を感じる明るい家にしたい!と考えている方にとって、吹き抜けはとても良い手法のひとつと言えます。

 

吹き抜けのメリットその2:開放感があり、風通りが良い家になる

視線が抜けるように、2階まで見通しの良い部屋になるので、家族とのコミュニケーションがとりやすくなります。

また、「リビング階段を設置」した場合、階上・階下へ移動するために必ずリビングを通るため、家族とあいさつをしたり、会話が増えるなど、家族の風通しも良くなると考えられています。吹き抜けリビングは、子どもが大きくなるほど難しくなるコミュニケーションの問題を解決しやすくしてくれるんですね。

「音の伝わりやすさ」も吹き抜けリビングのメリットのひとつ。これはそのまま家族とのコミュニケーションのとりやすさに繋がります。

リビングを中心に、料理をしたり、家族が会話をしていると、その声や音が伝わり、子供部屋にいても、書斎にいても、家族が集まりやすくなるんですね。吹き抜けリビングは、家族が集まりたくなる空間を実現します。

 

 

吹き抜けのメリットその3:換気がよくなる

2階の床部分が吹き抜けになるため、遮るものがなく、風通しが良くなる吹き抜け。これはそのまま「換気の良さ」につながり、こもりやすい匂いも気にならなくなります。

高気密で、ハウスダストやアレルギーが心配な場合も、天井が高く、通気性の良さが保たれる吹き抜けでは、家の中にこもりやすい空気の澱みの心配が少なくすみます。

リビングに大きな窓をつけて、朝や昼に開け放てば、家中の空気の入れ替えができるのも嬉しいところ。家の中の空気が上下に抜けるようになるので、家中の風通しが向上。窓の位置やシーリングファンをつけるなど、採風計画を建てることで、より快適に過ごすことができる空間になります。

 

 

吹き抜けのメリットその4:視線を考えた窓の設置

近隣の家に近かったり、道路に面した場所に家を建てる場合、気になるのは周りからの視線ではないでしょうか。

とくに1階では、目隠しのフェンスを設けたり、庭をひろくとっても、カーテンを開けっぱなしにして生活するというのは難しいことも多いですよね。

吹き抜けリビングの場合は、高い位置に窓を設置することができるので、周りの目線を気にすることなく明るいリビング空間を作ることができます。

 

吹き抜けのメリットその5:家がおしゃれになる

普通のリビングでは4面のうち2面に窓、1面にドアなどとした場合、家具などが置きづらくなってしまうことも多々あります。
とくにリビングは家族みんなの集まる場所。TVボード、ソファ、リビングテーブルは欲しい。動線も考えたら、置けるパターンは定まってきてしまいやすいですね。

でも吹き抜けリビングの場合は、高窓や、普通の窓を組み合わせて、理想通りの採光パターン、採風パターンをつくることができますので、それにより、理想の室内空間を作りやすくなります。

好きな家具を置いたときに窓が被らないように高窓にできるのはもちろん、リビングで寛ぎながら自然を感じる暮らしや、テレビや映画鑑賞がしやすいように光の反射を少なくするような窓を設置するなど、パターンはとても広がるんです。

 

吹き抜けのデメリットその1:2階スペースが削られる

当たり前のことかもしれませんが、吹き抜けで2階の床部分にあたる面積を取り除き吹き抜けにするため、自然と2階の部屋数は少なくなります。そして収納などのスペースも削らなくてはなりません。

 

吹き抜けのデメリットその2:音や目線を遮りにくくなる

吹き抜けにすることで、より家族の気配を感じることができる一方で、リビングなど吹き抜けの部屋で寛いでいる時間にも、家族や友達などの目線や声が届きやすく、プライベートな時間を持ちにくくなります。

 

吹き抜けのデメリットその3:メンテナンスが大変になる

吹き抜けになっている高い天井や高い位置にある窓は、普通の高さの部屋と比べるとメンテナンスが大変です。
照明の交換などでも足場がいるため、高い三脚を用意したり、クロスの貼り替え時にも足場を組む費用が加算されますので、維持費が高くなってしまいます。

 

 

吹き抜けのメリット、デメリットいかがでしたか?
少し前では、吹き抜けの家の冬は寒いと言われておりましたが、最近の家は断熱性能や機密性があがっているため、一概に寒い家になってしまうとは言えません。

日照条件が悪い場所で陽当たりを良くしたい、家族との距離が近く風通しの良い家にしたい、おしゃれな家にしたい、そんな方にとって吹き抜けはとても良い手段ではないでしょうか。家づくりをお考えの方はお気軽に後藤建築へご相談ください。

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