2021年1月29日

無垢の木と天然素材を家づくりに使うメリット3つ

住宅建材には、さまざまな種類が存在しています。

どんな素材で家を建てるのか、自由に決定できる点も、注文住宅ならではの魅力といって良いでしょう。

 

近年人気が高まっている住宅建材といえば、無垢の木や各種天然素材です。

今回はこれらの素材を使って家づくりをするメリットについて、わかりやすくお伝えします。

 

 

■快適な空間を作りやすい

 

 

無垢の木や天然素材を使った家は、なんといっても快適です。

どんな家に対して「快適だ」と感じるのかには個人差がありますが、無垢の木や天然素材は、あらゆる方面から日本人にとって快適な住まいを実現してくれます。

 

具体的な快適ポイントは以下のとおりです。

 

★調湿作用がある

無垢の木や珪藻土は、高い調湿作用を持つ素材です。

 

日本の夏は湿度が高くジメッとしていますが、このような環境下では、余分な水分を自然素材が吸収してくれます。

反対に冬場は、室内の空気が乾燥しがち。

こんなときには、内部に取り込んだ水分を放出してくれるのです。

 

家の中に自然素材がふんだんにあれば、夏はサラッと冬はしっとり、自然の調湿機能を実感できるでしょう。

 

★保温効果がある

金属と比較すると、自然の木材には「熱伝導率が低い」という特徴があります。

真夏の炎天下に無垢材の柱を放置しても、金属の柱のように熱くて触れられなくなることはありません。

 

自然の木材には、外部の熱が伝わりにくいという特徴があり、これが夏涼しく冬温かい家づくりに役立ってくれます。

 

エアコンを使用する機会が減れば、電気代の節約にもつながるでしょう。

 

★香りによるリラックス効果がある

無垢の木には、自然の木材ならではの香りがあります。

森林浴をすると、気持ちがリフレッシュする方も多いのではないでしょうか?

無垢材の木の家であれば、これと同じ効果が自宅内で期待できます。

 

★カビやダニが発生しにくい

現代を生きる私たちの中には、アレルギー症状で悩まされる方も少なくありません。

せめて自宅ぐらいは…と思う方にも、自然素材住宅がおすすめです。

無垢の木には、細菌・ダニの繁殖予防効果が期待できる成分が含まれています。

また室内全体の湿度をコントロールしやすいため、カビの発生リスクを低減できます。

自分で特別な作業をする必要はなく、住宅建材が自動で対策してくれる点が非常に大きな魅力です。

 

★肌触りが良い

無垢の木に直接触れてみると、不思議と温かく、柔らかいことがわかります。

こうした特徴も、快適な家づくりに役立ってくれるでしょう。

夏の床はひんやり冷たく、冬の床はほんのり暖かで、子どもたちが裸足で歩き回っても気になりにくいです。

 

大人も一緒に素足の感触を楽しみたくなるでしょう。

 

 

■デザイン性が高い

 

 

せっかく自分の家を建てるなら、「どこにでもある家ではつまらない!」と感じる方が増えてきています。

こんな方にも、無垢の木や天然素材をふんだんに使った住宅はおすすめできます。

 

工場で生産された建材は、デザインも品質も均一化されたもの。

安価に安定した品質を提供してくれる一方で、デザイン面では「どこも同じ」になってしまいがちです。

物足りなさを感じてしまう方は、ぜひ各種天然素材に注目してみてください。

自然の世界に、同じものは二つとして存在しません。

たとえ同じ樹種の無垢フローロングを採用したとしても、住宅によって全く異なる表情を楽しませてくれるでしょう。

天然木の個性的な表情は、高級感あふれる雰囲気を演出してくれます。

お客様を招いたときにも自慢できるような、素敵な空間に仕上がるでしょう。

 

 

■長期間の使用が可能

 

 

一度建てたら、長い間大切に住み続けていく家だからこそ、「今美しい」のはもちろんのこと、「その状態を長期間保てる」という点も重視したいポイントの一つです。

無垢の木や天然素材を使った家には、こうした視点においてもたくさんのメリットがあります。

 

一般的なフローリングでは、傷が付いたら目立たないように補修します。

上手に補修できれば良いのですが、難しいケースも少なくありません。

特に表面だけをプリントした床材では、内部の素材が露出し、見た目が悪くなってしまうことも考えられます。

 

また大切に使っているつもりでも、経年劣化は避けられません。

無垢材のフローリングの場合、素材は徐々に経年変化していきます。

フローリングの色合いは、徐々に落ち着きを感じさせるものへと変化していくでしょう。

メンテナンスしながら、この過程を楽しめるのが無垢材の魅力でもあります。

 

無垢フローリングでも汚れや傷は避けられませんが、「表面を薄く削る」という方法があります。

傷が付いたり汚れたりした表面だけを削り取れば、中からはまた、ピカピカの木材が顔を出します。

 

無垢フローリング導入時には、「まだ子どもも小さいし、汚れたり傷を付けたりしたら…」と悩む方も多いのですが、実際には逆です。

 

幼い子どもを育てるご家庭にこそ、無垢材を豊富に使った家はメリットが大きいと言えるでしょう。

 

 

■まとめ

 

 

無垢の木や天然素材を使った家づくりには、さまざまなメリットがあります。

 

とはいえ自然そのままの素材だからこそ、その品質は均一ではありません。

上手に使わなければ、メリットよりもデメリットの方が大きくなってしまうことも予想されます。

 

私ども後藤建築は、岐阜市周辺で自然素材住宅やデザイン住宅、個性的な平屋住宅を数多く手掛けてきた工務店です。

 

伝統の手刻み工法と最新技術を組み合わせて、お客さま一人一人にベストな家づくりをご提案いたします。

 

自然素材の家を建てることに対して不安なこと、わからないことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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