2020年7月21日

間取りを考えるポイント5つ!暮らしやすい間取りを手に入れよう。

新築でもリフォームでも、家づくりで最初に取り掛かるのは、間取りではないでしょうか。
「家事が楽になる間取りがいい!」「こんな子供部屋がほしい!」
「水まわりの家事動線」「書斎がほしい!」などなど、家族会議が毎晩開かれているかもしれませんね。
ここで、間取りを考えるときのポイントを簡単にご紹介します。

 

ポイント1 優先したい項目を書き出す
子育てしやすい家、老後も暮らしやすい家、趣味を満喫できる家、
ワンちゃんネコちゃんも暮らしやすい家、自然の風が通る家。明るい家。
家族それぞれに希望、要望を書き出します。また「こうはならないでほしい」、という項目も全部書き出しましょう。
例えば、お母さんは「明るいキッチン」が絶対条件。
「暗くて風が通らないキッチンは嫌」そうすると朝日が入る方向に窓があり、風通りが良い場所がいいでしょう。
「書斎」はお父さん用に静かにリモートワークができるような場所を。
お母さん用にはリビングの中にカウンターをつけて、ちょっとした調べことや書類書きができるように。
次に「静かな部屋」「広い子供部屋」が希望のご兄弟。
将来二部屋に分けられる子供部屋にすれば「広い子供部屋」になるかもしれません。
しかし受験のとき、弟がお友達と楽しく騒がしく遊んでいたら、お兄ちゃんは静かに勉強ができないかもしれません。
でしたら、フリースペースと子供部屋とわけて、お友達が集まったときはフリースペースを使うようにすれば、どちらの要望も叶えられるかもしれませんね。
こんな風に、ほしい部屋のイメージがだいたいできてきたら次のポイントです。

 

ポイント2 土地の形、風や光の流れから家の立地を考える
間取りを考えていくと、部屋の広さや部屋の数、インテリア、あと収納など。
家の中に目が行きがちですが、実は土地の形や、風や光の入り方によって、暮らしやすさはずいぶんと変わってきます。
まずは、家の位置。敷地に対して、どこに家を置くのか。
庭を裏につくるのか表につくるのか。駐車場はどうするのか。
カーポートがあれば、雨が降っても買い物の乗り降りが楽かもしれません。
インナーガレージがあれば、車を外に置かなくてもいいので、車を洗う回数も少なく済むかもしれませんね。
実際の設計はプロに任せるところなのですが、こんな風に暮らしたいな、という希望の項目を家の外についても作っておきましょう。

 

ポイント3 動線と導線を考える
家事動線はもちろん、生活動線を考え、さらに導線まで考えていくのがオススメです。
洗濯する⇒干す⇒アイロンをかける⇒しまう、という家事の流れができるだけで、配置も決まってきます。
洗面脱衣所⇒キッチン⇒家事室兼用ランドリー⇒そして外のサンルームにつながっている、なんていうのもいいですね。
そして、玄関⇒シューズクローク&コートハンガー⇒手洗い洗面所という並びなら、子供さんが帰ってきてすぐに靴やコートを仕舞い、手洗いうがいをする、という習慣が身につくかもしれません。
こういった「導線」で、1日にひとつでも「手を洗いなさい!」なんて声をかけず、ゆっくりとできる時間が増えるといいですね。

 

ポイント4 収納について考える
収納はたくさんあればあっただけいい、というわけでもありません。
適材適所。使う場所に仕舞えるというのが一番です。
ちょっと大変ですが、仕舞った場合の指定席をしっかりと考えてからの収納は、家ができてからも迷うことなく仕舞えて、後々が楽になりますよ。

あると便利な収納3選
1、 リビングクローゼット
家族のものを一時的にしまえる収納です。学校のプリント、掃除機、リビングで使いたい道具。
家族用にそれぞれ場所をつくっておくのも◎ここに片付ければリビングはいつもスッキリします。

2、 パントリー(食品庫)&カップボード
いつも使うものばかりとは限らないのがキッチンです。鍋、ホットプレートなどかさばるものもいっぱいあります。
よく使うもの、たまに使うものなど、優先順位をつけて綺麗にしまうためにも、パントリーやカップボードは省かないようにしたいですね。

3、 家族それぞれのウォークインクローゼット(窓つき)
服って実はとってもかさばります。春夏秋冬だけでなく、仕事の服、スポーツクラブの服などTPOによっても様々。奥さんは広めだけど旦那さんは小さいクローゼットにしたことで、においがこもってしまうなんてことも。
窓をつければ、空気の入れ換えができるのでオススメです。
夏物、冬物の整理がないだけでも家事がとっても楽になりますよ。

 

ポイント5 コンセント、電気配線を考える
「コンセントが足りなかった」は家づくりの失敗談で一番聞く言葉ではないでしょうか。
後からリフォームで追加できる場合もありますが、勾配天井などにしたときに、できない場面もでてきます。
また、マルチコンセントじゃなかったから、TVが繋げない、ということも。
そして、コンセントといえばもう1つ、照明のコンセントもですね。
間取りで計画していた通りに家具をおいてみたら、しっくりこなくて、
家具を移動させてみたら、照明の真下で眩しすぎたとか、
ソファまで灯りが届かなくて、本が読みづらいとか。
電気配線って暮らしやすさに直結します。
模様替えが好きな方なら、そこまで考えたコンセントの配置をオススメします。
照明コンセントの場合は、後から照明の数を増やしたり、
位置を変更させられる「ダクトレール」なんかもオススメですよ。

間取りのポイント5つ、いかがでしたでしょうか。
まだまだご紹介しきれない項目がいっぱいありますが、
家づくりで何を優先させたいかはご家族それぞれで全然違います。
海辺のそばだから大きな窓から景色を楽しみたい、なんていうのも素敵ですね。
家づくりのことなら、後藤建築にお任せください!

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