2020年10月19日

ZEHのメリット・デメリットとは?後藤建築はZEHビルダーです

家づくりについて検討する過程で、しばしば目にするのが「ZEH」というキーワードです。

「ZEH住宅にするとお得だと言われたけれど…その内容がよくわからない!」という方は多いのではないでしょうか?

岐阜市で自然素材住宅を手掛ける後藤建築が、これから家を建てたいと考えている方に向けて、分かりやすく解説します。

 

 

■ZEHとは?

 

ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を略した言葉で、「ゼッチ」と読みます。

経済産業省によると、ZEH住宅とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーなどを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」を指します。

よりわかりやすく言い換えれば、「家の中で使うエネルギーよりも、家で創るエネルギー量を多くする住宅」ということになります。

 

これまでの住宅業界は、断熱性能を高めるなど、家の中で使うエネルギーを削減する省エネ意識のもとで家づくりを進めてきました。

しかし、ZEH住宅の登場により、新たに「創エネ(エネルギーを創り出す)」という考え方が誕生。

太陽光発電システムの導入などが、創エネに当たります。

省エネと創エネを、家単位で取り組める点がZEH住宅の魅力です。

生活する家族にとって、より快適で安心な住環境を整えながら、地球環境にも配慮した暮らしを実現できます。

 

 

■ZEH住宅を建てる最大のメリットは補助金とランニングコスト

 

ZEH住宅の内容がわかったところで気になるのが、マイホームをZEH住宅にするメリットについてです。

3つのポイントを、具体的に紹介します。

 

★補助金が受け取れる

 

ZEHの普及は、国が積極的に推し進めているプロジェクトのひとつです。

このため、一定基準をクリアしたZEH住宅を建てた方を対象に、補助金を交付しています。

2020年の補助金制度においては、ZEHの定義を満たしていれば、一戸当たり一律60万円を受け取ることができます。

ZEH以上に性能が高いZEH+、ZEH+Rの基準を満たしていれば、それぞれ105万円、115万円の補助金対象となります。

このほか、蓄電システムに対する追加補助の仕組みもあるので、家づくりの計画段階で、必要な設備と補助金対象額を計算しておくと良いでしょう。

 

★光熱費が削減できる

 

自宅で使うエネルギーよりも創るエネルギーの方を多くできれば、当然毎月の光熱費負担は軽減できます。

こちらは補助金のように一時的ではなく、その家で生活している限り、ずっと続いていくメリットとなります。

ZEH住宅で暮らす期間が長くなればなるほど、メリットは大きくなると考えられます。

光熱費負担が減ったからといって、家族が何かの我慢を強いられるわけではありません。

省エネと快適性を無理なく実現できる点も、ZEH住宅ならではのメリットですね。

 

★安心・安全・快適な暮らしを実現できる

 

ZEH住宅の最大の特長は、自宅でエネルギーを創りだせる点にあります。

太陽光発電やエコファームを採用しているので、何らかの理由で外部からエネルギーが供給されなくなっても、家庭内でお湯や電気を賄うことができます。

停電時や災害時の備えとしても、極めて優秀です、

 

またZEH住宅には、住宅のエネルギー状況を一目で把握できるHEMSシステムが搭載されています。

家庭内で消費しているエネルギーを「見える化」したことで、省エネ意識を高めてくれます。

どこにどんな無駄が潜んでいるのかが分かれば、それを無くすための工夫も無理なく取り入れられるでしょう。

 

 

■ZEH住宅の気になるデメリットについて

 

残念ながらZEH住宅にも、デメリットはあります。

余計なトラブルを抱えないためにも、こちらもチェックしておきましょう。

 

★初期費用がかかる

 

マイホームをZEH住宅にするためには、やはりそれなりのコストがかかってきてしまいます。

太陽光発電やエネファームといった大型の設備を導入する必要がありますし、家全体の断熱性能を高める必要もあります。

補助金の対象となれば、それで費用の一部が賄えるものの、やはりZEH以外の住宅と比較すると初期費用は高額になりがちです。

 

★スケジュールや制度の把握が難しい

 

ZEH住宅を建築して補助金を受け取ろうと思うと、家づくりのスケジュールと併せて、補助金制度の詳細チェックやスケジュールの確認を行う必要があります。

ZEH住宅向けの補助金制度は、家を建てる時期によってその内容が異なる可能性があります。

常に最新の情報をチェックしておくことが大切です。

 

★対応できる建築会社が限られる

 

ZEH住宅の補助金対象となるのは、「SIIに登録されたZEHビルダー/プランナーが設計、建築、改修または販売を行う住宅」のみです。

つまり、基準を満たしている住宅であっても、家づくりを依頼する業者によっては、補助金対象にならないということ。

正式に依頼する前に、ZEHビルダーかどうかを確認しておきましょう。

 

岐阜市でデザイン住宅や木の家、人気の平屋を手掛ける後藤建築は、SIIに登録されたZEHビルダーです。

スケジュールや制度についても、お客様ひとりひとりに合わせて詳しくご説明いたします。

デメリットを最小限に、快適な家づくりをサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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